一億人に一人の白血病と闘う男の闘病ブログ

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2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ご飯の量が250グラム!

入院して2Wが経ったがタマキの体調は、至って良好だった!ベッドの上で腕立て伏せ、腹筋、ストレッチ、そして6Fから1Fまで階段で毎日2往復が日課になっていた。それで物足りずに、内藤先生に「今までずーーーっと外仕事をしてきたので、屋内の生活は気が狂い…

見知らぬ爺ンジャがキョトンと!

「タマキやなんだなやッ、わーやー?!」4人部屋に思いっきり響くボリュームでケンジロウが怒鳴り込んできた!慌てた様子のタマキは右手の人差し指を一本だけ天に向け、閉じた唇の前に置いて、左の手のひらを下に向けて落ち着け!と言わんばかりにオバーリア…

赤ウインナー^_^

入院して10日経った時、幼稚園、小学校、中学、高校と共に学んだヒデが来てくれた。なんでも、知り合いが白血病と闘っているとのことで、長い語らいが続いた。共に所帯を持ってから対面するのは久しぶりだったのであっと言う間に夜の面会時間のリミットを知…

高熱が3日続く!

入院して3日目の夜だった。21時に消灯になってから、その日の午後にタマキの隣のベッドが空いたところに新たに患者がベッドのまま入ってきたのをカーテン越しに感じた。なぜかとても慌ただしく看護師さんが早足で行き来して、辛そうな呼吸をしているふうで、…

手洗い検査!

入院してまずはじめに言われたのは、手洗い、うがいは、まめに行って下さい!とのことだった。それは体内に、悪いものを寄せ付けないようにするためで、一般的にも常識とされていた。タミーがよく、山肌が色づき終わる頃から子供たちに「手洗い、うがい、す…

助けを求める!

まだ日が暮れる前に誰だろうと歩を進めると、その先には、その日の午前に連絡した大林謙二朗がいた!「オー!仕事大丈夫が?」「電話もらってがら、たまげで、気が気でなぐ、4時で切り上げできた!」タマキの後に続いたタミーもケンジロウを知っていたので対…

新たなシコリが増殖!

一段落すると、担当医の内藤先生の診察に移った。血圧測定を行い、胸に聴診器を当てると180度クルッと周り背中を出した。「ここ一週間で何か体調に変化はありましたか?」タマキは気になっていた、右のこめかみと、みぞおち、左太ももの内側にできた、蚊に刺…

悪性リンパ腫!

6Fナースセンターの受付を経て看護師さんの後に続いた。左側の部屋の窓からは出羽富士とも言われる鳥海山がドーンとそびえ立って見えた。「オー凄い!」とタマキの心は踊ったが入った先は右側だった。看護師さんが「愛刀さんでーす!」とやや大きめのボリュ…

ハゲでからでいいろッ!

13時40分には日本海総合病院の入院受付にいた二人は記入を済ませた書類を提出すると新たに記入を促された紙に目をやり、記入していた。そこには、パーソナルな部分の設問が続いた。隣からキビシイ視線がタマキのペン先を照らしていたので、いつもの人間ドッ…

そん時はみんな協力すっがら!

昼飯をかっこんで、入院準備も万端!ふとタマキは思うところがあってタミーに「ちょっと出て来る!」と言うと軽トラを走らせた。向かった先は90秒で着くミニライス!つや姫を刈り取ってケートラでそこまで運んだ時はそこそこ籾ガサがあった。しかし過去に乾…

田んぼの受け手が決まる。

自宅に戻って「13時出発で!」とタミーに確認すると11時30分には二人で昼食を取っていた。すると裏口から「いだがーオイダー源橘だー」と言いながらズカズカと上がり込んできた!「おーーーそのままでいいさげ聞いでぃくれ。」と空いたスペースにあぐらをか…

ネイチャー新聞!

入院当日!14時の受け付け前にタマキは自宅で書類を広げて一つひとつチェックをして3っつのバッグに入れていた。人生で2度目の入院で大体流れは掴んできたがタミーに言わせると「まだまだ」だった。その日仕事を休んだタミーは厳しく目を光らせていた。指摘…

ジュクのシンちゃん!

「キターーーッ!」と叫ぶとタミーの腕を掴んでそのまま、おっかあ部屋に入ってタマキは「宿のシンちゃんがらメールた!」と報告した。そもそも愛刀家がPのコミュニティに入った流れを遡ると、小川を挟んだ近所から嫁いだひいばあちゃん菊乃の娘のサダコが下…

家族全員の闘いだ!

最後の晩餐じゃないが入院を控えた前日の夜、7人全員でイエローのコンパネを囲んで、何となく微妙な雰囲気の中で晩飯を食べていた。するとタマキの携帯が鳴った!「オオタニです!」との呼び掛けにタマキはスッと立ち上がって風呂場の方を向いた。パチっと…

色紙に涙!

次の日の夜、入院準備に必要なものを大体買い揃えて自宅に帰ったタマキに「これーーッ」と言いながら、タミーが差し出した。受け取ったタマキはそれを見て絶句した。それはカラフルな色で仕上げられた一つの色紙だった。タマキが担当するPのコミュニティのエ…

命の恩人が見舞う!

次の日の夜「こんばんはー」とやや低めの声がした。玄関にいたのは近所のキュウイチだった、迎えたタマキに対して、お見舞いを包んだ袋を胸に当てながら頭を下げて「大変だったのーーー!」と言うとその袋をタマキに差し出した。「心ぺかぎるのーーーありが…

いざとなったら親方が…

明くる日の夕方、タマキは自宅のL.D.Kのダイニチファンヒーターの暖ったこい空気の出口にセットされたダクトからイノリの自作のテーブルにコタツの様になった所で脚を温め入院手続きに必要な書類に目を通し、サインしていた。その机は、6尺の片面だけイエロ…

俺もしっかり祈ります!

キョウイチは、はるばる月山を超えてタマキに飛んできた。地元鶴岡産の男だ。大学を経てUターンし、キラキラ銀行の行員をしていたが内陸に転勤になり、その後Pのコミュニティのエキスパートになり山形県全域のエリアの幸福責任者として働いていた。行員時代…