一億人に一人の白血病と闘う男の闘病ブログ

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ハゲでからでいいろッ!

13時40分には日本海総合病院の入院受付にいた二人は記入を済ませた書類を提出すると新たに記入を促された紙に目をやり、記入していた。

そこには、パーソナルな部分の設問が続いた。

隣からキビシイ視線がタマキのペン先を照らしていたので、いつもの人間ドックで書く時とは違った。

過去の病気の事、入院歴、血液型、飲酒の有無と何をどれだけ週に何日か、喫煙歴、食物アレルギー、性格、イビキはかくのか?うるさくないか?とスラスラとペンは走ったが宗教?の所で一瞬止まった。

顔を天に向けて、俺って何?まあ毎日仏壇に手を合わせっがら・・・ペンが走った。

「ブッディスト」と書いて二つ折りに閉じて、差し出した。

目の前の47才位の落ち着きのある女の人はそれを開くこともなく「ありがとうございます^_^」と言うと、一旦ここを出て左側の椅子に掛けてお待ち下さい!

次は、伊藤 妙子とプレートに書いてあった看護師さんが「愛刀 環さん!担当のイトウと申します、よろしくお願いします。」「あと、わからないことはありませんか?」との問いにタミーは、「一通り準備してきましたが、髪の毛が抜けて来た時に何か・・・」

「あっ、それでしたら、コロコロがいいと思います!1階の売店で売ってますのでどうぞ^_^」

言われた通り売店に行くと、タマキは頭に被る帽子を手に取った。

するとタミーは「それは頭ハゲでがらでいいろッ!」

「んだが!?」と言うとそれを戻して6階の入院病棟へ繋がるエレベーターを待った。

#ブッディスト
#コロコロ

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