一億人に一人の白血病と闘う男の闘病ブログ

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コツズイセンシ!

入院して20日.看護師が朝の検診を終えると、今日15時から骨髄穿刺を行います!と告げられるとタマキは顔をしかめた!

新大病院に行った時、処置室で、うつ伏せになり腰のあたりにブットイ針を刺して骨から採血されたのをすぐに思い出した。

その時は医師の説明を聞いただけでもゾッとした。

うつ伏せになるや、すぐに履いていたジーンズを下ろされ、いきなりチクッとしたのでカラダが反応してビグッと動いた。

すると「ペンで針を刺す所にしるしを付けただけです」と言われて緊張がほぐれた。

その後、局所麻酔をされ、かなりの圧迫感で針を刺されてグーーーッと押されてしばらくするとガッと抜かれた感がした。

その後「針の後が大きいので仰向けになって15分位止血します!」との流れだった。

運命の時間が迫り気持ち緊張感が漂ったまま、まず内藤先生と対面した。

「新潟の病院では腰のあたりからやりました!」とタマキはきりだした。

すると先生は、「じゃあ今日は胸骨から採ります!」

気が付いて薄目を開けると、仰向けになった目の前に、いつもは柔和な表情の内藤先生がものすごい形相でタマキの胸のど真ん中あたりに両手でなんがねじこんでいるようで怖くなってすぐ目を閉じた。

「んッ!んッ!」と踏ん張るような唸り声を感じて、「まさか胸の骨貫通して心臓直撃するあんねろの?」と心配したが、先生が「これから採りますますのでリラックスして下さい!」というので軽く深呼吸をした。

次の瞬間「グッ!」と胸から歯を抜かれたような鈍い痛みを感じた。

「ハイ!針を抜きますよ。」で無事終わりすぐさま看護師さんが止血してくれた。

やれやれ^_^

#骨髄穿刺
#心臓直撃
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より真っ白な歯を、お求めのあなたへ!

 

体重がマックスに?!

毎朝の日課で、まず目が覚めると体重計に乗り体温と血圧の測定で1日が始まる。

3Wに差し掛かった頃ベッドの上でのトレーニング+6Fから1Fの階段×2往復+天気のいい日は敷地内の散歩が加わり食欲も増していった。

ある日、病院の敷地内を散策していたら、緊急搬送される車両の出入り口付近に43才位の男性が点滴をぶら下げたカートに左手にしていた。

結構早足で歩いていたタマキとバッタリと出くわしたらタバコの煙が顔面に直撃したので「ウッ!」と発した瞬間その男性は、「すいません!」と謝り、バツが悪そうに右手で挟んだタバコを隠すように壁の方に身を潜めた。

「すいません、でなぐすったろッ!」とココロの中で呟いて、そこまでして吸いでやのーーーと同情もしながら歩を進めた。

部屋に戻ると中学、高校と遊び仲間のマコちゃんが、リポDを右手に待っていた。

談話コーナーで、一通りの経過を話し、ヒデとジイさんとトオルも来てくれたと話した。

するとマコちゃんが、タマキの口の両端の赤くなったカサブタを指差して、「何すたなや?口ぶっ壊すて?」

「エッ?」とタマキは思いあたるがままにマコちゃんに話した。

「ヒデは単行本を、ジイさんとトオルは食べ物を持って見舞ってくれて、今、体調すこぶる良ぐでご飯の量も増やしてもらって間食やめていだども、トオルが、子供さ食わせろッ!て置いでいった、生のロールケーキの消費期限見だば、タミーがこの次来る前だなんけもの!コリャ腐らしでィいらいねど思って売店がら、果物包丁買ってまず一切れ食ったば、んーーーめごどんめごど^_^良ぐ見だば堂島シェフのロールケーキだってィゆーもんでィ、そいがら毎がだぎ包丁ではやすてィとうとう一本丸ごど食ってすまたッ!すたば口ボッコリでィすまったでィ、わーやー^_^」

マコちゃんがは唖然とした顔で「心ぺえすてィ来たなさ、食い過ぎで口ぼっこすってッ!どーゆーごどや、わーやー?」と言いながら対面したタマキの肩を押すと、2人の笑い声が響いた。

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ご飯の量が250グラム!

入院して2Wが経ったがタマキの体調は、至って良好だった!

ベッドの上で腕立て伏せ、腹筋、ストレッチ、そして6Fから1Fまで階段で毎日2往復が日課になっていた。

それで物足りずに、内藤先生に「今までずーーーっと外仕事をしてきたので、屋内の生活は気が狂いそうです。出来れば外の空気を吸いたいので散歩させて下さい!」と回診の時に真顔で直訴した。

その時は「検討します!^_^」で終わったが、その日の夕方に看護師が来て、「散歩されたいとのことでしたが、内藤先生より、病院の敷地内であればいいと許可が出ましたので、明日から天気のいい時にどうぞご自由に!」

「シッャああああー^_^」タマキはココロの中で叫ぶとすぐに、スニーカー持って来て下さい!とタミーにメールした。

髪の毛は一向に抜ける気配は無い、抗ガン剤の副作用はいつ襲ってくるのか?

それより、毎日看護師が、何か要望はありませんか?と折ある毎に聞いてくるので、ご飯の量を増やして下さい!と、リクエストした始めは150gから180gへ、「んッ!まだいける!」と200gまだ増やしていいものか?

とうとう250グラムまでリクエストに応えてくれた!

そうなると間食していた、プリングルズサワークリーム&オニオンとコーラをコンビニから仕入れなくても充分暮らせるようになっていた。

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見知らぬ爺ンジャがキョトンと!

「タマキやなんだなやッ、わーやー?!」

4人部屋に思いっきり響くボリュームでケンジロウが怒鳴り込んできた!

慌てた様子のタマキは右手の人差し指を一本だけ天に向け、閉じた唇の前に置いて、左の手のひらを下に向けて落ち着け!と言わんばかりにオバーリアクションをした。

するとケンジロウは「部屋変わったら変わったで、お知りッてーの!」とグッと優しい声でタマキの耳元で囁いた。

「アッ!悪りッ!」とタマキは合掌してケンジロウに申し訳無さそうに謝った。

その2日前に看護師さんから部屋の移動を打診され、すんなり受け入れてその日の午後に部屋が変わった。やはりそこも鳥海山の反対側だった。「福運が無いな!」と呟いたが、その変更を不定期でネイチャー新聞を届けてくれていた
ケンジロウに教えていなかった。

「いずものように、ガッとカーテン開げだら、知らねぇズンジャきょとん!とすったっけぞ、わーやー!頼むでーーー!」とケンジロウ。

タマキはそのシチュエーションを想像すると思わず大声で「アッハハハーーー^_^」と爆笑してしまった。

「あハハでねってゅーの!」と言ってサッと新聞を手渡した!

タマキは丁寧に笑いが止まらないまま受け取った。

不貞腐れたケンジロウは「なんが食いでものねーがーーー?」と聞いてきたので、1Fのコンビニで期間限定のイチゴ大福をリクエストした。

「わがった!この次部屋変わったらすぐメールノッ!」

了解!タマキは即答した。

ケンジロウが部屋を出て行くと、部屋が変わったばかりで、まだ、おはようございます。の挨拶しか交わしていないベッドが隣りのズンジャが「元気のいい大将だなッ!」と呟いた。

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育ち盛りの未来のお宝に!

赤ウインナー^_^

 入院して10日経った時、幼稚園、小学校、中学、高校と共に学んだヒデが来てくれた。

なんでも、知り合いが白血病と闘っているとのことで、長い語らいが続いた。

共に所帯を持ってから対面するのは久しぶりだったのであっと言う間に夜の面会時間のリミットを知らせるコールが鳴った。

別れ際に紙袋を渡されて、「退屈だろうからこれ見でまぎらわしりッ!」

「おおーありがどっ^_^」と受け取るとエレベーターの所まで見送った。

部屋に戻ると、いつものように皆カーテンを締め切り、消灯に備えて静かな感じだったが、タマキは紙袋の中が気になりベッドの上で、そぉーっと開いた。

「なんだや?!漫画の単行本か?!」と確認すると少し拍子抜けした感じで紙袋を閉じて折り曲げて歯を磨いた。

タマキは、どうがでゅーど、漫画よりもグラビア派で、活字を追うのも若干苦手だ。

ベッドに戻って、消灯になり、いつもの様にイヤホンをつけてテレビを見ていたが、何故か紙袋を取り出してその単行本を手にした。

なんか舞台は、深夜にふらっと立ち寄る食堂で展開されるストーリーのようで、それはタマキが、20代から所帯を持つ頃まで、飲み仲間3人でよく足を運んだ。7人も入るとマックスの屋台の焼き鳥屋と重なった。

初対面でもアルコールが入れば、立場はどうあれ打ち解け会える距離感がいい!

そんな庶民的な感じの流れにグッと惹きつけられるように気付くとズンズン読み進めていた。

そこで目に止まったのは、店主のオヤジがフライパンで炒めた赤ウインナーだった!

時間は22時を過ぎていたがすかさず携帯を開いてタミーに「この次来る時赤ウインナーをお願い^_^」とメールを入れると、そっと本を閉じてスポットライトを落として眠りに就いたが、無性に赤ウインナーが恋しくなり、湧き出る唾液をのみこんだ。

真っ黒なフライパンの上で斜めに三本の切れ目が入り、油にまみれて塩コショウが軽く振られて白っぽいムラサキ色の煙が上がってくる頃には切れ目が程よく開く!

ソウイチは肉は食えない。しかし赤ウインナーだけは好みで、地元の蔵稲食堂で頼む肴は、ソウイチ専用の裏メニューのホタテウインナーが出てくるのを思い出しながら眠りに就いた。

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美まゆで映える!

高熱が3日続く!

入院して3日目の夜だった。

21時に消灯になってから、その日の午後にタマキの隣のベッドが空いたところに新たに患者がベッドのまま入ってきたのをカーテン越しに感じた。

なぜかとても慌ただしく看護師さんが早足で行き来して、辛そうな呼吸をしているふうで、夜通し熱冷ましのアイス交換がされたようだ。

翌朝どんな人か気になり、カーテンの隙間から覗くと、少しベッドを傾けて、真っ赤な顔をして呼吸も荒そうにして辛そうな感じだった。

夜通しバタバタしてたので睡眠不足のタマキは、いい迷惑だ!と気が立っていたがカーテン一枚隔てた隣の住人の辛そうな姿を確認すると、立っていたココロが一気に揺らいで可哀想に思った。

それが3日間続いた。

さすがに早く熱が下がることを祈り続けていた!

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手洗い検査!

入院してまずはじめに言われたのは、手洗い、うがいは、まめに行って下さい!とのことだった。

それは体内に、悪いものを寄せ付けないようにするためで、一般的にも常識とされていた。

タミーがよく、山肌が色づき終わる頃から子供たちに「手洗い、うがい、すたガァー?」と言うのが毎日のルーティンとして定着していた。

タマキは今更!と淡々と、4人部屋に戻ったときは当たり前のように行っていた!

すると28才ぐらいの看護師が来て、ニコニコしながら、「愛刀さん、これから手洗いについてアドバイスしますので、付いてきてもらっていいですか?」

と言われタマキは後に続いた。

すると、「まず、これからいつもの様に手洗いをしていただきますが、気持ち丁寧に洗ってみて下さい!」と言うとその場を離れた。

タマキは「気持ち丁寧に!」と言われたが、結構チカラを入れてみがいた。

頃合いを、見て看護師さんが入ってきて「どうですか?」

「終わりました!」とタマキ。

洗い流して、ペーパーでふき取ると、促されるままに看護師さんの後に続いた。

言われるがままに両手を広げると、「暗くなりますよー」と真っ暗闇!すると両手の所々がムラサキ色に暗闇に発色していた。

「あ、た・た・た!」タマキは自分の性格もテキトーだが手洗いもか!と反省した。

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