一億人に一人の白血病と闘う男の闘病ブログ

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ネイチャー新聞!

入院当日!14時の受け付け前にタマキは自宅で書類を広げて一つひとつチェックをして3っつのバッグに入れていた。

人生で2度目の入院で大体流れは掴んできたがタミーに言わせると「まだまだ」だった。

その日仕事を休んだタミーは厳しく目を光らせていた。

指摘される前に足りない物があるのに気づいたタマキはホームセンターに向かった。

目当てのものを仕入れて車に乗ると「アッ!」と思い出したように携帯を開いて発信した!

「もしもし?」

「オー!」

「なすたや、アニキやー?」

「オー、俺やー白血病なつてぃすまた!」

「なすたどーーー?!」

「そいで今日がら日本海さ入院なるあんども、一つ頼みでごとあって電話したあんだ!」

「し・て・わ?」

「ネイチャーすんぶん、購読すったろ?」

「ああ読ってる。」

「大林家で一回読んだやづでいいがら、そっち方面さ足伸ばした時でいいさげ、病室まで届げでもらいでなやのーーー!」

「ああいいよー!」

「たすかるわー^_^」

「で何時や?」

「ああ14時まで入らねもね。」

「わがったー!とりあえず顔出しますッ!」

「了解!」

タマキにとってネイチャーすんぶんはココロの恋人だ。

入院すれば会えなくなると思うと・・・

そこで、日本海総合病院とタマキの家の中間の辺りに暮らす大林 謙二朗が浮かんだ。

タマキは34才の時にケンジロウのエリアが担当だったので、折に触れて足を運んだ。

はじめは不在で会えなかったが、奥さんから、だいたいの帰宅時間を教えてもらってからはその時間を狙って家の近くを通り車があればピンポンを鳴らした。

玄関でのやり取りが数回続いたが、やがてリビングに上げてもらえるまでになった。

そんななか奥さんは、いつも皿付きのお茶やコーヒーを出して丁寧に迎えてくれた。

対してケンジロウは髪を濡らしたままソファーに腰を預けて、ビールを美味そうに喉に流し込んでいつも右足を左のももの上に乗せると、「今日はなんだや?タマキや?」

「顔見さ来た!^_^」

から始まるが、二人のジャリン子にその場を乗っ取られるのがいつものパターンだ。

一日の激闘をこなしやっとゆっくり晩飯に有り付けるからと思いきやナニナニ!

一口ビールを流すや、ケンジロウの首を、もぎ取って付けたような長女のホマレちゃんがソファーを伝って無防備なケンジロウの肩まで駆け上がり、髪の毛を引っ張ったり?を「ムニュッ」としてケンジロウの、若干垂れ気味の目尻が真下を指すと、対面にいたタマキは人差し指を指してガハハと豪快に笑った。

するとタマキの左手を長男のガクト君がグイグイ引っ張ってくる!

ケンジロウを励ますために訪問したタマキだがいつも無邪気な二人のパワーに元気をもらって、だいたい8:30を目処に退散した。

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#一日の激闘
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