内科医と連携します!
その日の9時半、新大でのMRIの予約に向けて、朝イチの、いなほに飛び乗った。
検査を終えたタマキの前にはオオゴセ先生がいてその背後には医者の卵の様な2人の女性と3人の男性がいた。
オオゴセ先生が「この子達に愛刀さんのシコリの触診をさせていただきたいのですがよろしいですか?」
「どうぞ」と言うとタマキは水色のボタンダウンの長袖を、捲り上げ、シコリを現した。
するとオオゴセ先生に促される様に、1人ずつ恐る恐るシコリに軽く触れては、角度を変えて診たりした。
白衣に身を纏わされたタマゴ5人が一通り終えると最後にオオゴセ先生が、血液検査とMRIの結果を告げていた。
「はっきり言いますが、まだ病名は確定されてません。ただいずれ、このシコリは切除することになりますが、もし悪性の場合はシコリだけでなく、転移の可能性のある筋肉まで大きくエグリ取ることになるかもしれません。そしてこれから内科医と連携して病名を確定していきますので、この後すぐにそちらに行ってもらいます。」
診察室を出たタマキはオオゴセ先生に言い渡された内科の担当医に足を向けた。
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