一週間後に結果が!
バスを降りたタマキは、「でかいなあー」と呟きながらゆるやかな登り坂を、病院の方に向かう集団の最後尾に付いていた。
総合案内の文字を見て、受付を済ませ2Fの整形科の受付に顔を出した。「お呼びしますので、近くにお掛け下さい」との声を聞き空いていたところに腰を下ろした。
待っている間、患者の数の多さに圧倒された。
また車椅子に乗った患者や、松葉杖で歩を進める人、杖を頼りにゆっくりと歩く人などがタマキの目の前を行き来した。
「なんか、ちっちゃなシコリごときでココロが壊れて、オオタニから励まされた俺は人としてちっぽけだなー」と思いながら、俺よりも大変な状況の人がいっぱいいるんだなーとタマキは感じた。
呼び出されたタマキは、オオゴセと書かれた名札を胸に付けた、髪を七三分けにした銀縁眼鏡の奥に映る透明感のある目に向けて、質問に応えていた。
「シコリを取り出して検査します。」するとオオゴセはP.Cに向かった。「結果は一週間後になりますので、同じ時間に予約を入れますが、どうですか?」
「お願いします」とタマキは返した。
間を置かず看護師が、「ここを出て右側へ行くと左手に処置室がありますので、その近くでお待ち下さい。」と告げた。
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