一億人に一人の白血病と闘う男の闘病ブログ

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ヒゲ剃れよ!

その日タマキは、マジメの家の裏の農業用パイプハウスの立て込み作業をしていた。

マジメは2コ下だが生意気だ!

それは互いにタメ年の姉がいた。二人は小学校の頃友達として行き来していた。

そんな事がキッカケで気付いた頃には幼なじみから同じ高校を卒業して、すぐ家業の農業を継ぐまで、ずーっと離れることはない程お互いの良いところと悪い性格を知り尽くした仲だった。

それぞれ二人は、常に反発し合っていた。それは磁石のようだった。

たまに、思いが合うと「ビダッと」結合する。しかし表立って認め合うことは稀だ。

しかしそこまで言い合える存在が何故か程よい感じで、互いにヨボヨボのジジイになっても同じだろうなーと老後の話題になった時などは何故か2人共「んだやのー」と納得し合っていた。

自営業で農家の男と言えば、大概は普段から無精ヒゲをそのままにしていることが多い。

二人もその通りだった。それぞれの農作業を離れ、水分補給のため近所のコンビニで顔を合わせる事が多い。

そんな時どちらかが、少しでも無精ヒゲが伸びてると、たまたま綺麗に剃り上げてるほうは、

俺は清潔にしてる!と言わんばかりにアゴをなでながら決まって「ヒゲ剃れよ!」とクッとアゴを上げて勝ち誇ったように言い放つ!

そして遠くから見て部が悪いと分かると、敢えて目をそらしスーッと目当てのものを買い込んで急いでケートラへ乗り込む。

そんな動きを、当然互いに見過ごす事はなく、

わざわざ乗り込んだ運転席側の窓の前に立ちツッコミを入れ合っていた。

更に身だしなみや清潔感についても互いに容赦無く指摘し合う二人だった。

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